嘲笑っているかのような障害
医療の現場で、事あるごとにトラブルばかり引き起こして同僚や上司に迷惑をかけてしまう方がいると思うのです。医療の現場に居る以上は、どうしても患者の生命の危機に遭遇することが多々あります。その緊迫した状況下で正常な判断ができないくらいにパニックに陥ってしまうことで、正常な精神状態であれば問題なくできることなのにケアレスミスをしてしまい、結局、患者にとって満足のいく仕事ができないことになるのです。医療人であるにもかかわらず、鬼気迫る状況に対応できないことで、ありえないトラブルを引き起こしてしまうことが往々にして考えられるのです。
医療の現場でやたらとトラブルばかり引き起こすため、周りの人から敬遠されてしまっている方がいると思うのです。自分の仕事のつたなさが原因となって四面楚歌になってしまうことで、自分は医療人として働くのに値しない人間なんだという自尊心の低下を招くこととなってしまうことでしょう。自分が事あるごとに引き起こしたトラブルにより、仲間と気まずい空気になった環境に耐え切れなくなって退職をしてしまうことにつながるのです。それでも、トラブルに遭遇してもめげない強い心を持っている方がいるのだと思い、そのトラブルをバネとして仕事へ傾けていく情熱を奮い立たせていくのだと考えられるのです。言い換えれば、トラブルが精神の強化に一役買っていると言っても過言ではないのです。トラブルを重ねることで、磨かれていく人間性があることも注視していくべきなのでしょう。