真意を見極めること

新人看護師は、何か仕事で失敗をするたびに頻繁に怒られることで「毎日怒られてばっかりで、仕事が辛い」と思うこともあると考えられます。仕事をしていく上で、指導されるということはどうしても仕方がありません。社会に奉仕をするという形で働いた分を給料としてもらっている以上は、怒られることで給料をもらうのに等しいんだというくらいに開き直ることも時として必要となるのかもしれません。一方、指導されたことで「この人は私のためにちゃんと怒ってくれているんだ、私が取り返しのつかない失敗をする前に厳しいながらも適確に指導してくれているんだから、私に対して愛を持って接しているんということを忘れてはいけないんだ」という気持ちを抱く方がおられると思うのです。
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命に関わる仕事をしている看護師にとっては、自分の判断次第で患者を危機的な状態に追い込んでしまうという不安が付きまとい、ここで失敗をしようものならば、先輩からきつい指導が待っているんだとして、ビクビクされている方がおられるでしょう。「医療の現場で失敗なんてできない」という緊張感漂う空気の中で看護をしていることも、決して珍しいことではないのです。それでも何か失敗をしてしまってきついダメ出しを食らった日にはその日の仕事に身が入らなくなり、家に帰ってもその時の先輩からのダメ出しが頭の中を占領してしまうのです。このようにして、指導をされることで自信を喪失してしまい、自分が真面目に仕事に取り組んでいたにもかかわらずに自分のしていることを否定されてしまうのだから、どうしょうもないくらいにへこんでしまうことは致し方ないことなのです。
毎日仕事で怒られてばっかりの人にしてみたら、社会から逃げ出したくなるくらいの気持ちを抱いている方がおられても不思議ではないと思うのです。

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